前回の水を切らないヨーグルトバーグ、つまるところ冷凍ヨーグルでも結構おいしくできたのですが、最初に考えていたヨーグルのアイスについて考えていた時に思いついた案があります。
ヨーグルト(乳脂肪分が少ない)に生クリーム(乳脂肪分が多い)を入れてアイスを作るなら、バター(乳脂肪分が超多い)を入れて乳脂肪分をアイス並みにしたら美味しくなるんじゃないか?
確か、家庭でハーゲンダッツの味を再現とかのレシピも乳脂肪分が多いからあの濃厚さになると書いてたし。
ヨーグルトと生クリームを買ってまで作るならアイス買った方が早いけど冷凍庫にあるバターでできればありかもな。と謎の貧乏性が発症して実験に至りました。(笑)
ちなみに、ベースで使ってるヨーグルトには次回で紹介するドライフルーツを入れて水分を吸わせた奴を使ってます。
アイスの乳脂肪分に合わせる
予備知識として、ヨーグルトの乳脂肪分はだいたい3%、生クリームはだいたい35%、バターはだいたい80%のようです。
作ってるメーカによっても違うのですが一般的にはこれぐらいのようです。
で、乳脂肪分16%以上のものをアイスクリームと表記していいんだそうです。
ここからは濃度計算になります。
就職試験でSPIの勉強してて塩分濃度の計算とか使わんやろと思ってましたが、料理で代用とかする時に意外と使うんですよね。
ヨーグルトは1パック使い切りたいので400gそのうち、乳脂肪分が3%なので重量にすると12g、それ以外が382gです。
これにバターを適量足して、乳脂肪分16%ぐらいにしていきます。
濃度16%=(12+0.8X/400+X)*100
多分こんな感じの計算になるはずです(自信ない)
えーXが2つ出てきてよくわからなくなったので(笑)
適当にXに数字をはめていって計算しました(苦笑)
※バター10gならXに10を入れて計算したらその濃度が出る
で、たどり着いた答えが
バター80g(乳脂肪64g)+ヨーグルト400g(乳脂肪12g)=15%
ということで実験なので少量で試してみますバター11g(計算は8gなのに←)にヨーグルト55gを入れました。
なんか明らかに脂っこそう…と思いヨーグルトを100gまで増やしてしまいました。
難しい計算しすぎて頭がパンクしたんでしょう。(適当)
再計算したところ乳脂肪分が12%ほど。
アイスクリームとしては売りだせないですね。
バターは常温に出しておいた後、ヨーグルトと混ぜる時に液体になるように10秒程度レンジでチンしました。
明らかに油分が多いのがわかりますかね?
バターの色で黄色味がかっているだけとも言いますが。
冷凍後、フォークで切り離してみるときの入り方が明らかにちがいます。
今までの冷凍ヨーグルトがグッザッだったのがザーって感じです。(語彙力)
食べた感想としては、濃厚…すぎる…
氷らせてる途中に混ぜてないのでアイスのようなくちどけなめらかとはいきませんがヨーグルトだけのものに比べて明らかに柔らかいです。
バターや生クリームなどを入れて乳脂肪分を増やすとアイスクリームに近づきます。
この濃厚さなら砂糖を入れて甘みを強くしないと、ドライフルーツの甘みだけでは油の濃厚さだけを感じてしまいます。
ということでヨーグルトの濃厚アイスが作りたい人は生クリームを加えるほうが無難だと思います。それに少しバターを入れるのが美味しくできそうな感じがします。
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