梅仕事の時期がやってきました。
梅の木があるので基本的には親戚、3家庭で収穫して梅干しに。
数年前からおっくんは梅酒にしています。
今年はおっくんの家庭は梅干しがまだ余っているので、梅酒に使うちょっとでよかったのですが、思いのほか梅が多く取れました。
親戚も処理しきれないぐらいの梅を持って帰ったのにまだ大量の梅があります。
梅酒を作りすぎてもそんなに飲まないし、梅シロップ作る?・・・飲むかな~と思っていたら『梅エキスを作ってみよう』と言われました。
梅エキスに必要な物
梅エキスの存在を知らなかったのですが、健康にいいと話題になってるようなので作ってみました。
★材料★
青梅
★道具★
さらし(こすための布)
土鍋
フードプロセッサーかミキサー(手作業ならおろし金)
木べら
梅は完熟して黄色くなった梅より青梅の方がなめらかになるそうです。
青梅の方がアミノ酸が多く疲労回復の効果が高いと言われてます。
道具のポイントとしては梅の酸が強いので金属製品はできれば使わない方がいいです、セラミック製・ホーロー製・ガラス製・陶製などがあればそちらを使ってください。
梅エキスは煮詰めるだけ
梅エキスはすっごく、すっごくシンプルです。
梅を洗って、ヘタや痛んでるところを取って
すりおろして、果汁をしぼり
煮詰めるだけ
本当に梅のエキスを煮詰めて濃縮しただけなので家庭でも簡単に作れますが、手間がかかります。
おかんは市販の梅エキスの値段を見て、高級品を作ろうとやる気になってました。(笑)
梅を水洗いしてヘタと気になる所を包丁で切りました。
その後フードプロセッサーのおろしが作れるのをつけてガリガリガリ。
梅の大きさが違うので削れるのに差があります。
段ができるぐらいパンパンにした方が抑えられるのかなとか、少し余裕があった方が踊りながら削られるのかな~とか考えながらしてましたが答えは出ませんでした。(え)
果肉と果汁をざっくりザルで分けてあげると絞りやすいかと思います。
大量ならフードプロセッサーよりミキサーと綿棒がよさそう
フードプロセッサーで2時間ぐらいやっていたら最後らへんはなんだか削れなくなって、良よく見るとおろしの尖っているところが丸くなってました。
上の画像のように種ギリギリまで削ろうとしていたので固い種によって削れたのか、そもそも梅が硬いから許容範囲と量を超えたのか。
普段使わないのでいいですが、大量にするときはフードプロセッサーよりもジップロックなどに入れて綿棒でバンバン叩いて種を取り出してミキサーにかけたほうが良さそうです。
今回の画像は一回目、オカンが二回目をしたのが綿棒とジップロックの方でした。
そっちの方が歩留まりも良かったです。(フードプロセッサーであれだけ果肉を残してたら当たり前ですが。)
果汁も果肉もさらしでギューと手絞りしました。
画像で果肉がカスカスになってるのがわかるかと思います。
砂糖をいれてジャムにできますが、うちでは食パンなどめったに食べないので使わないといったのですが、もったいない精神で作ってました。
悪くならないことを祈るばかりです(食べる気はない様子)
煮詰めるのは土鍋がいい
無ければ仕方ないですが煮詰めるのは土鍋がいいです。
温度が下がりにくく上がりにくいので焦げにくい、じっくり煮込んで水分を飛ばすのに向いているのではないでしょうか。
デカ!こんな土鍋いつ使うん。みたいなやつが2つあるのですがついに使う時が来ました。
絞った果汁を土鍋に入れるとなかなかの量になりました。
コトコト煮詰めるだけ
ここまでくれば後は煮詰めるだけです。
これが時間かかる。
画像を撮りそびれたので二回目の画像ですが、黄色いアクが出てきます。
これはおたまなどで果汁をとらないように、うまい事取り除きます。
最初の沸騰する時にアクを取れば、あとはコトコト煮詰めるだけ。
本などでは最初は中火、沸騰してアクを取ったら弱火と書いてました。
固形物が入ってないので側面の焦げだけちょこちょこ取れるなら中火ぐらいでもいいのかなとも思います。
だいぶ時間が飛んでますが、左上が弱火で2時間後、ほかがその2時間後ぐらいです。
つまり4時間ぐらい煮込んでますね。
ちゃんと越していれば、これぐらいになるまでは他の事しながらたまに見て側面のこびりつきにぴちゃぴちゃかけて取る具合でも大丈夫そうです。
さて、そろそろちゃんと見ないと液体にトロッと粘度が出てきたので焦げる可能性が高くなってきました。
ここからは付きっ切りなので中火から弱火に様子を見ながら調整して混ぜていきます。
糸がひいたら完成と書かれてましたが、思ったよりは糸が引かないな~ってかんじでした。
※木べらから垂らしている画像がありますがサラッとしてます。
木べらを滑らすと底が少し見えるのでここで火を止めました。
余熱や粗熱を取る間にまだ水分が飛んで固くなるかなと思ったので。
冷えたら固くなった
粗熱が取れたのでゴムベラで触ってみると固い。
これはちょっとやりすぎたかもしれない。
あとは、消毒したビンに入れると常温の涼しい所で長期保存できます。
今回は陶器の容器で蓋がプラスチックなので密封ではないかもです。(カビたら泣けそうです)
煮沸消毒はめんどくさかったので焼酎をキッチンペーパーにつけて拭いてアルコール消毒にしました。
梅エキスの味は美味しい
市販の梅エキスには目安の小さなスプーンがついているようですが、うちにはそんなもの無いので、スプーンに少しつけて舐めてみました。
スッペ!でも超濃厚な梅の味がして美味し!
思ったよりもいけました。あれだけ煮込んでるのに酸味がまだかなりあることに衝撃を受けました。
土鍋に残った梅エキスがもったいない
どろっどろに煮詰めているのでヘラでも綺麗にとるのが難しいです。
土鍋に残った梅エキスがもったいない。
なので牛乳を入れて割ってみました。
牛乳にレモンやブルーベリーなど酸味があるものを入れると分離してヨーグルトっぽくなるのと同じで梅の酸味でヨーグルトっぽくなりました。
見た目がよろしくないですが、これに砂糖を入れると美味しく飲めました(分離してドロッとした口当たりなので好き嫌いが分かれます)
無難がいいなら、梅エキスをお湯で割って飲むのと同じように、水を入れて火にかけて砂糖やはちみつを溶かして飲むといいですね。
二回目の鍋はそれをして梅エキス水が冷蔵庫に入っています。
梅が大量にあるなら梅エキス作ってみてください。美味しいですよ♪
↓の楽天の梅エキスが評判いいです。
梅酒や梅干しにない『ムメフラール』なんて成分初めて聞きました。
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