今年は梅が多く取れたので梅醤油をしてみようと調べてみると、昆布を入れると香りが良くなって美味しいとのレシピがありました。
そこで以前に、安い醤油でも大葉につけると香りが良くておいしくなり、しょうゆ漬けをしてみようと思ったのを思い出しました。
梅醤油はせっかくなので、梅の香りと酸味がわかるように他を入れないでいいかなーと思い、普通に使っている醤油にだし用の昆布を買ってきて入れて格上げしようかと考えました。
うまみ成分は違うものにした方が増える
色々調べてみるとうまみ成分はいくつか種類がありました。
旨みが好きで詳しく調べたので、それは別の記事にまとめようと思います。
記事にしました⇒うまみ成分の種類と増やし方
簡単に説明すると、醤油と昆布では同じうまみ成分の『グルタミン酸』が含まれています。
かつおと昆布の合わせ出汁が美味しいのはカツオに含まれる『イノシン酸』と昆布の『グルタミン酸』が相乗効果を生みどちらか単体だけの出汁よりも7~8倍の旨みが増すんだそうです。
つまり、グルタミン酸が含まれている醤油には昆布よりもイノシン酸が含まれている鰹節の方がより旨みが感じやすいです。
醤油には鰹節がいいみたいだから商品が出てそう、と調べていくとすでに商品化されているものがいくつもありました。
鰹節の醤油漬を作ってみる
これを買うのもいいのですがせっかくなので作ろうかなと思います。
ポイントは厚切りの鰹節を使うこと。
花ガツオという一般的に家庭で使われる、鰹節を薄く削ったものは出汁や香りが出やすいものの、深みが少ない。
しかも、開けてしまうと香りがすぐに抜けてしまうようです。 だから小分けで密封されてるんだなと。
厚切りの鰹節は花ガツオと違い、15分から20分ほど煮込んで旨みも出していくほど中に旨みがつまっています。
上記の商品ようにかなり厚い、というか削ってない?
ぐらいのものは1年間使えるそうです。
そのサイズはさすがに鰹節を自分で削る人が買うような店に行かないとないと思います。(田舎なのでこの近所にそんな店はありません)
なので、近所のスーパーで探してみると厚切りの鰹節が一つだけありました。
いつも入れている醤油さしが2つあるので、片方に鰹節を5枚ほど入れて醤油を注ぎました。
調べた時に見た商品は醤油を入れて冷蔵庫で2週間置いておくと書いてました。
厚みも量も違うので1週間、味見で舐めてみると。
カツオの香りがぷーんとして『うまい!塩辛さがまろやかになっている』とテンション上がりました♪
早速、前の醤油は元の大きな入れ物に戻して、カツオ入りの醤油を使っています。
梅の収穫で親戚が来てお昼を一緒に食べた時に出してその話をすると『美味しい、やってみよう』と喜んでくれました。
その間に鰹節が入った容器にはそのまま醤油を入れて第二弾を抽出しています。
今日で3日目なので、少し舐めてみるとカツオの香りは初回に比べるとすくない(日数が少ないせいか出きったか)ものの塩味が柔らかくなっていて美味しいです。
※もう一回ぐらいは行けるかなって感じです。
数回して、旨みや香りの出が悪くなったらみそ汁にでも入れて食べたらいいかなと思っています。
醤油とみりんで煮詰めてゴマをかけるおつまみもあったのでそっちにしても美味しそうです。
この醤油は冷奴や卵かけご飯など醤油の味がシンプルにわかり料理にぜひ使いたいと思います。
高級品じゃないので気兼ねなく使えるのもうれしいです。
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